mekwここに眠る

アラサーの墓標

やられたら倍返しにしたい

 

今朝方、見知らぬ男に軽く絡まれた。

 

駅のホーム、真ん中にエレベーターがあるため通路が狭くなっていて、ギリギリすれ違えるくらいの幅なのだが、やたらと急いでいる様子の男は行く手を少しでもふさがれるのが許せなかったらしく、強烈な悪態をついて去っていった。男にこの上ない不幸が訪れることを願う。あるいは、すでに訪れているからそんななのか...

 

こういう小さな悪意を向けられたとき、ありていに言えば喧嘩を吹っ掛けられたときに思うことがいくつかある。

 

ひとつは、喧嘩を吹っ掛けたその相手が相当いかれていて、刃物を携帯しており、いつでもそれを使う心構えである、みたいな人物だった場合どうするのか、ということ。善良、あるいは常識的な意識は回りまわって自分の身を守る、というパターン。

 

もうひとつは、もし僕がボブ・サップのような相手であったら同じようにしたのか、ということ。多分しなかっただろう。僕でもしない。

 

今回は後者を起点に少し考えを巡らせたい。

 

僕には絡んでボブ・サップには絡まない、となった時にまず挙がる要因は見た目だろう。強面に絡んだらやり返されるかもしれない、という防衛の意識というか、損得勘定がそうさせるのか。そりゃボブに比べたら大抵の人は強面でないが、僕は特にそうであるという意識がある。昔から舐められやすく絡まれやすい。

 

だが、いちいちそういう絡まれ方をされるのはこの上なく不愉快だ。本当はその場で殺害してやりたいのだが、文明に生きるものとしてそうもいかない。このやりきれない感じを何とか解消できないものか、というのがテーマだ。

 

これには二通りの対策が考えられる。

一つ目は、殺害以外の方法でやり返して僕の気分を晴らすパターン。

例えば盗撮に始まる社会的評価の低減のリスクを踏まえた上で相手の人相を入手し、機械学習とかにかけてネットから個人情報を洗い出し、相手が「それが気になってしょうがない」という程度になるまで叩く。ずっとはやらない。そんな時間は勿体ない。相手にまたやられるかもしれない、という心理を植え付けたところで報復は終了。後は自滅してくれる、はず。

これには結構な初期コストとそれなりの都度コストがかかる。要は探偵的なことをしなければいけないのだから、実質ダブルワークみたいなものだ。

 

あるいは、別案として、そういうのを気にしない精神を獲得すること。最も効率が良い上に一生使えてお得なのだが、そもそもの出発点がブチ殺したい、なので折り合いがつかない。僕はそんな清らかな人間ではない。

 

 

二つ目は、そもそも絡まれないようにする、という予防のパターン。僕は至って平均的な身長体重なので、ボブ・サップにはなれないとしても、いくつか手段があるはずだ。

例えば髪型。パンチパーマにしてみるとか。顔面との整合性が取れない。却下。

髪色。これもただチャラいになりかねないし、そうなるとむしろ誘発してしまうかもしれない。却下。

入れ墨、タトゥーの類。まさにそういうものだが、見えるようにしないと意味が無いし、デメリットが大きすぎる。却下。

表情。常に不機嫌そうにする。それだとかの男と同じようになってしまう。仕事で沢山の人に会うのだが、不思議なものでクレーマーってみんな同じ目をしている。特に同じ類のクレームをつけてくる奴はなんと同じ顔をしている。遺伝子がそうさせるのか、あるいは生きざまでそうなるのか。却下。

社会から脱出する。これ最高。もしかしたら僕に都会は向いていないのかもしれない。あるいは、向いていないのは彼の男かもしれないが。不可能ではないが長期での取り組みになるだろう。僕は即効性を求めている。却下。

 

となると予防に関して僕にできるのは気のコントロールとかそういうものしかない。どっかの拳法とかの類に入門し、壮絶な鍛錬を経て殺気?のコントロールを身につけなければいけない。殺気云々はともかく、カンフー出来るよ、とかは面白そう。目的を見失っているが。

 

ここまで考えてきたのだが、結局のところ見た目による示威行動に尽きてしまうのであり、これをもって脳裏に浮かぶのはレッサーパンダだ。風太君は元気だろうか。

 

なんて馬鹿らしい話か。そう、僕はレッサーパンダではないので、ここまでくると本当にもう馬鹿らしくて、この辺りで筆をおいて眠りにつこうと思う。

 

その男は実は今日寝坊して遅刻寸前だったというオチであれば、明日は同じ列車に乗り合わせないなんてこともあるだろうが。

 

僕の幸運を祈る。